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コラム

正しい姿勢を立ち方から見直してみる

健康だより

2021.07.01

肩こりや腰痛に悩まれる方々にとって「正しい姿勢」と言う言葉は

良く目にされると思われます。

 

正しく座れていないから肩がコリ、腰が痛くなる。

正しい立ち方が出来ていないから、膝などの関節を傷める。

その他にも、整形外科や整体、整骨、マッサージ店などのHPを見ると

表現の違いはありますが、大体において正しい姿勢についての記述が

あるものです。

ある整骨院のHPでは親切に動画や画像を使っての説明をされていますが

そこで指摘されている内容の多くは、中々自分一人では自覚しにくい

点を多く含まれていると思います。

 

実際、プロの整体師であっても自分の立ち姿が100%正しいと言える方が

どれくらいいるものなのか?私自身聞いてみたいと思うほどです。

 

ですから、正しい姿勢を身に付けると言うことは究極的には

知識のある他人によって、守るべきポイントをクリアできているか?

確認させる事と、自覚無く身に付いてしまって居る身体の使い方を

ニュートラルな状態に引き戻すためのメンテナンスを施すこと。

 

これに尽きると言う訳です。

 

しかし、最近はスマートフォンでYoutubeを開けば、正しい姿勢

正しい立ち方とは!のような動画を何時でもどこでも見ることも

出来ますので、正しい知識を持っている方も増えているとは思いますが

知識を実際に応用出来ているか?は別のお話。

 

ありがちなのは、「骨盤を支えるコルセット」でも正しく締め付けなくては

ならないポイントを外して使われている。等と言うような素人が

勝手にやると正しい効果を発揮できず、ただのベルトと化している

実例が以下に多いことか?と言うことなのです。

 

ここでは折角なので、自分一人でもそうそう間違えない様に

出来る正しい姿勢の立ち方をお話させて頂きます。

 

 

 

敵は重力!

言うまでもありませんが、我々は地球に立って生活しています。


当然ながら、地球の引力に引かれているお蔭で宇宙に飛び出すこともなく

飛んだり跳ねたり出来ている訳ですが、四六時中1Gの重力に引かれています。


1Gの重力と言うと、雑に話すと60kgのものには60kgnの力で地面に

押さえつけられている状態だと思ってください。


普段、我々は意識していませんがご自分の体重を支えている、その上で

歩いたり、走ったりしている訳です。


仮に2Gの重力が掛かってきたならば、体重×2倍の力となりますから

60kgの方でしたら120kgになる訳ですね。


 


尚、月は地球の重力の6分の1しかないそうです。


月の質量と地球の質量の違いがこの差を生み出しているそうですが

地球上で50cmの高さを飛べる人が月に行くと50cm×6倍ですので3mの

高さまで飛べることになるそうです。


つまり、イスに飛び乗れる程度のジャンプ力で2階の窓の飛び込める感じですか。


ちょっとしたスーパーマンです。


しかし、これが逆の環境になると中々の地獄を見ることになりそうで

月で生まれた人間が地球にやって来ると、今まで育っていた重力の6倍の

重力を受ける事になるため、地球に到着した瞬間から亡くなってしまう!

という怖い話です。

なにしろ60kgの方の体重が60kg×6倍の360kgの体重になる

骨格や筋肉がその状況下で正しく機能できるのか?


ですから、おとぎ話の「かぐや姫」なんかは凄い身体能力者だったかもしれませんし


国民的人気漫画の「ドラゴンボール」では簡単に10倍の重力を克服したりと


漫画ならではのお気軽さを発揮していますが、実際の我々の身体ではそれほどの


負荷に耐える事は出来ず。


戦闘機や曲芸飛行機などでの急激な圧力がパイロットの頭部にかかった際に


血液が眼球内の血管に集中することで視界が紅くなる「レッドアウト」と


呼ばれる症状や、心臓より上の頭部(脳)に血液が行かず視野を失うまたは


失神してしまう『ブラックアウト」などあり、非常に危険であります。


尚、人間の頭部の血管に対しては3G程度が限界なのだそうです。


流石に、以上の様な環境に触れることは私たちにとってはほぼ無い事では


ありますが、1Gの重力下で日長一日パソコンの前に座っている事での


肩や腰への負担というものが馬鹿に出来ないものだと理解していただけると


良いですね。


文明的な社会における生活習慣の弊害

重力が!と大きな風呂敷を広げましたが、人間の身体に疲労を


蓄積させてしまうというのも、元々は身体に対しての負担を


解消出来ていないからと考えられる訳です。


 


人間も一つの動物であると考えた場合、これ程勤勉に働き続ける


又は動き続ける生き物も無いんじゃないか?と思います。


もちろん、回遊魚のマグロなんかはエラの構造上止まると酸素の


供給が出来なくなるため、泳ぎ続けなくてはならない!の様な


生物もいるにはいますが、それと比べても人間の働き方は


ある種、異常と考えられます。


現在の地球上で成人しても腰痛が無いと言われているのが


アフリカのサバンナやアマゾンのジャングルにおいて昔ながらの


狩猟生活を過ごしている方々くらいなものだそうで


腰痛の概念が我々の持っている、疲労の蓄積した結果の痛みでは無く


打撲や病気に依るものなんだとか・・


 


人間に限らず、負荷に対する対抗する力というか構造に


らせん(捻り)があります。


例えば、海獣である一角ですが、雄には1本の長い角があります。


実際に歯、前歯の左側が唇の皮膚を突き破って伸びたものなのですが


らせん状に捻れた形で伸びています。


ガゼルとかの鹿っぽい種類の角もらせん状ですし、人間だって長く伸びる


ものはらせん状に変形します。


巻き爪なんかはその影響で巻き始めるものらしいですが、他の道具などでも


らせんの捻りと言うものは最小の動作で最大限の力を発揮する行動に当たります。


 


で、O脚の様な姿勢も股関節が内側に捻じれたクセが抜けなくなった挙句


出来てきた姿勢であることから、正しい姿勢に対しては如何に身体に


捻り(らせん)の力が掛からない様にするのか?がポイントになります。


まとめ

正しいの意味合いはそれぞれの環境によって変わるものですが


身体に負担が掛かりにくく、健康的に過ごせるために正しい姿勢の


ポイントをまとめてみます。


1つには身体を捻りに負けない様にしたい。


これは多くの方に見られるのが軸足に体重が掛かりすぎていますので


左右の足に分散してみるのが良いということ。


立ち方としては、足は肩幅程度に広げると安定します。


 


指示なく、「立ってください」とお願いすると多くの方は


踵がくっついて居る、または非常に近くに置いて居ます。


恐らく、小学校での「気をつけの姿勢」の癖がしっかり身についているから


だと思いますが、足幅が体幹より狭くなると、肩幅の方が広く、大きく


幅を持つことになります。


当然ですが、足よりも上部の構造物の方が大きく幅を広げていますので


安定性が悪くなりますね。


そうなると、二本の足で身体を支え続ける事は困難になりますので


片方の足に体重を掛け、立ち続けるための軸線を1本にまとめようとします。


結果、軸足である、多くの方であると左足に体重がかかります。


親指の根元に強い圧力が罹ることで外反母趾の原因になる事もありますが


それ以外にも膝の内側への負担が掛かり、これは将来的な膝の痛み


例えば、半月板損傷も可能性を高めることになります。


さらに左足の股関節への過大な負荷は「変形性股関節症」などの


原因になる可能性も高めますし、骨盤の傾きを強化させ


結果脊柱(背骨)の反り返し(反り腰)、または猫背を強める事も


考えられますから、片足だけに負担が掛からない様に足の幅を


肩幅程度に広げてみましょう。


 


そうすると、骨盤の幅→股関節の幅と同等の構造体が足元を支えることになり


片脚体重を大いに抑制することが出来ます。


 


また、その際につま先はやや外側に広げます。


片側15~20°程度で結構です。その際に気持ち足の小指もしっかり


地面を摑む意識を持ってください。


そうすると、足の指5本が地面をしっかり支えることとなり、より


身体への安定性を増してくれます。


これには親指いぇの負担の軽減も見込めますので、上記で揚げた


将来の外反母趾、膝痛、股関節痛を抑制することが出来るものだと


認識してください。


 


上体については、お腹は引き締める意識、やや胸は張る感じが利用です。


グーグルでは「カトキ立ち」と画像検索すると良いでしょう。


ややカッコいいイメージの立ち方になります。


 


この立ち方を行う前に、一度大きく内股に立って、そののち


つま先を広げて立ってみると、頭が後ろに引っ張られた様な


不安な感じが出るかと思いますが、その感じが出た立ち方こそが


安定した正しい姿勢と言えます。


 


もちろん、全身疲労した状態で行っては、上記の様な感覚は


得にくいと思いますので、理想的にはある程度のストレッチや


マッサージを受けたお身体で行っていただくと再現度が


増しやすくなりますので、どこか身体が重いなぁなどと感じている方は


しっかり当院の整体を受けてからの実験をお勧め致します。


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