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コラム

出産後に稀に危険な腰痛

健康だより

2018.02.05

産前・産後のケアを精力的に行っている者として

この情報は伝えておかなくては!と思う症例があります。

 

この症例の腰痛ですと当院のような整体院整骨院での

受診よりも整形外科に受診されなくてはならないので

ご自身の状態と合わせて、冷静に判断してください。

妊娠中、出産後に骨密度が変化する

妊娠中、母体から胎児に栄養補給するのに


母体の摂取した食物の栄養で賄われます。


 


ここで、胎児の骨などの材料であるカルシウム


摂取が足りない場合、母体の骨などからカルシウム


溶けだして胎児に供給することがあるため


母体である妊婦さんは骨密度が低下しやすい環境にあります。


 


ただし、妊娠中に多く出されるエストロゲンホルモンなどに


よって通常時よりは骨密度を高めになっているので


通常の妊婦さんでは骨粗しょう症になることはないのですが


妊娠初期と比べると出産後二週間で骨密度が4%低下していた


事例も報告されています。


 


出産後はエストロゲンが低下し、プロラクチンホルモンの


産生量が増えるため母乳の産生が増します


そうすると骨密度を上昇させる働きが低下されるため


母乳の産生のために母体のカルシウムがどんどん


取られてしまい、骨密度も低下してしまうと言う状態になります。


 


授乳終了後には母体の骨密度は回復してゆきますが


授乳期間の長さにより母体の骨密度の低下が著しくなること


に変わりはないため、骨折や骨粗しょう症になるリスクが


高くなることは間違いありません。


 


尚、一般的に閉経後の女性は骨粗しょう症になる危険が高まる


と言うのも、女性ホルモンの変化によるものなのです。


 


 


 


妊娠後骨粗しょう症

●もともと骨密度の低い方


●日光照射量が少ない方


●運動不足


●栄養の不足(カルシウム、ビタミンDなど)


他にも可能性は考えられますが、骨密度が低いなか


どんどん育ってゆくお子さんの世話などでの


疲労が重なると、気が付いたら骨粗しょう症からの


圧迫骨折!ということも考えられます。


 


健康な育児のためにはママさんもしっかりと栄養をとり


リラックスした状態であることは必須ですので


妊娠中の検診産後の一か月検診などを利用して


ママさんの骨密度チェックはお忘れなく!


まとめ

育児中のママは実は、ぎっくり腰など症状の重い腰痛に


かかりやすい生活を送っています。


 


今回の妊娠後骨粗しょう症からの圧迫骨折などは稀なケース


ですが、意外と知られることなく広まっている症状です。


 


ぎっくり腰などであれば、1週間程度で回復する事も


出来ますが、圧迫骨折になると患部の固定などで


完治に一年近く掛かることもあるそうです。


 


骨密度検査は重要なのですが、それでも「これは骨折した?」


と思えるほどの痛みがある場合、整形外科を受診されると


思いますが、検査の際にはレントゲン撮影では無く


MRIでの検査をお勧めします。


 


腰部へのレントゲンによる被爆はどうしても避けるべき


ものでありますし、骨折の検査であればMRIでも十分


検査ができるからです。


 


もし、骨折が無いとわかった場合には、改めて


当院での産後ケアを受けられるとこを強くお願いします。


 


腰痛以外にも肩コリ・頭痛・腕や膝などの痛み・坐骨神経痛


などお身体の不具合に対して全体をカバーする施術を


行うことが出来ます。


筋肉・骨格の不具合内臓の不調心理的ストレスの増大など


健康に対する悪影響が大きいため、速やかな処置が大事を


避けてくれるチカラになります。


 


 


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