肩甲骨はがしは有効か?|梅屋敷の整体・カイロプラクティックなら、うめやしき整体院
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東京都大田区蒲田2丁目5−7 斉藤ビル1F
京浜急行線「梅屋敷駅」徒歩2分
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健康だより
2018.04.16
最近の整体コースで良く見かける肩甲骨はがしコース
内容としては肩の可動性を上げる事とカチカチの肩のコリを
取る事を目的にしており、様々なセルフストレッチの
方法が様々な媒体で紹介されています。
実際に肩コリのひどい方は肩甲骨周りの筋肉が硬直していることが
多いものですし、人間の体は一部分の可動性が低下されると
他の部分にも波及する事が確認されていますので、肩甲骨の様に
大きな骨とそれに接続する筋肉や靭帯などが多い箇所からの影響は
1)肩コリ
2)頭痛
3)背中痛
4)腰痛
5)猫背
6)ストレートネック
7)自律神経の異常
8)ホルモンバランス異常
9)内臓の機能低下
と軽く見ても9つ以上の身体の不調の原因になります。
こうなると、しっかり肩甲骨の状態を維持する事が
健康に役立つと言えるでしょうね。
肩甲骨は背中の上の方に張り付いている大きな骨です。
骨格的な接合としては鎖骨の延長上にある骨で
胸椎の肋骨の上に被さる様に配置されています。
関節としての接合は胸鎖関節のみとなっているのですが
腕~肩の大きな可動性と負荷に耐えるために僧帽筋を始めとした
筋肉や靭帯などで肋骨の上を滑るように動くべく接合されています。
ですので、肩甲骨は本来大きな可動性が約束された部位であると言えるのです。
しっかりとした運動を積み重ねてきた方々
例えば、水泳、野球、テニスなどをされてきた方ですと
肩甲骨の可動性は大きく、たとえ運動を辞めてしまっても
しばらく大きな可動性を保持したままでいる事が出来ます。
但し、運動をしていない期間が長くなると筋肉や靭帯が
硬直してゆくため、肋骨の段々の上を動かす際に
「ゴリゴリっ」と言った音を立てることがありますが
運動を再開し、筋肉、靭帯の柔軟性が回復して来ると
音も小さくなるので、あまり気にしすぎ無くても大丈夫です。
また「肩甲骨の歪み」と言った説明をされる方がいますが
この歪みと言うのは、骨としての変形では無く
配置されるべき場所にあるのか?無いのか?であって
元々可動性の高い骨ですので、歪みと言う言葉は
無視してしまっても構わないでしょう。
肩甲骨が外に広がり、さらに上に上がった位置に
ある姿勢の代表格が猫背です。
主に身体の前側での作業、例えば、デスクワーク、パソコン入力
細かな作業などを行うとどうしても腕を前に持ってこなくては
ならないし、対象物に対して集中すると凝視するため
結果として頭を前に傾かせてしまう姿勢を私たちは自然に
取ってしまいます。
本来の私たちの骨格は、様々な条件に合わせて稼働させることが
出来るので、猫背も無理なく出来るのですが、猫背姿勢が問題に
なってしまうのは何故か?と言えば、その姿勢での長時間の作業
うを行うことを身体が記憶してしまうと、身体の恒常性のため
必要なくても猫背になってしまう事や、猫背である事に安心してしまう
感覚が危険なのです。
いつも猫背であればあるほど、その方の感覚として猫背を猫背と
認識せず、普段通り→正しい姿勢と誤って認識してしまう事。
そして、頭部の重量により脊柱は正しいS字カーブを取ることが
出来ず、胸椎は押しつぶされることで肺の正しい呼吸における
拡張することも出来ない。
首は頭部を支えるための筋肉群に硬直した状態を維持させるため
血行不良を起こし「肩こり」がおこり、悪化すると偏頭痛の
発症を引き起こす。
また、頸部の緊張による悪影響では胸鎖乳突筋の硬直による
噛みしめ力の上昇のため歯ぎしりの併発。
耳の神経を圧迫する事が原因とする耳鳴りの発症も確認されています。
頸部、胸部の脊柱のS字カーブがより大きなものとなると
当然、腰椎部から骨盤への接合にも影響が起きるため
背中痛、腰痛の発症も考えられます。
脊柱自体の柔軟性が上記の状態では失われてしまうため
歩行などによる身体への衝撃に対しての緩和をどこで
行うか?と言うと股関節、または膝関節となります。
これらも使用状況の長期化により筋肉の状態の悪化すると
股関節の異常や膝関節の異常(痛み)の発症を引き起こしますので
たかが猫背と思わずにいて頂きたい!
肩甲骨は私たちの生活上、無くてはならない「腕」を支えるため
認識されていませんが、常に頑張っています。
肩甲骨に限りませんが私達の身体、特に筋肉、関節などは
出来る限りの可動範囲を常時稼働させて頂く事で
最上の状態を維持させることが出来ます。
しかし、どの様な姿勢であっても硬直した状態が
長く続けば、筋肉、靭帯の硬直化は避けることが出来ません
部位によっては癒着することで、可動性を落とすことも
考えられます。
正しい症状は把握されていませんが四十肩や五十肩なども
可動不足の関節内での癒着が痛みの原因と言われている
事からも、肩甲骨周辺の筋肉の硬直は肩だけでは無く
全身に波及する可能性があると言うことを認識してください。
肩甲骨はがしについては「NHKのためしてガッテン」などでも
セルフストレッチを公開されていますが、背面部分の関節、筋肉の
状態を最上に維持させるためには少なくとも月に一回は
専門家の手によるストレッチを行う方が、癒着の取り切れない
状態を作りださない等、身体への危険性を抑えることが出来ます。
肩甲骨にかぎらず、様々な関節、筋肉のケアは当院をご利用頂くことが
今後の生活を安全に迎えるためにも必要となりますので
お気軽に、当院へお問い合わせ下さい。