左腕が動かない!脊柱管狭窄症と診断され、改善には骨を削る手術が必要だけど成功率は50_50%と聞いて手術を諦めた Nさん|梅屋敷の整体・カイロプラクティックなら、うめやしき整体院
[平日]10:00~20:00 [土日祝]10:00~17:00
東京都大田区蒲田2丁目5−7 斉藤ビル1F
京浜急行線「梅屋敷駅」徒歩2分
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性別 | 男性 |
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年齢 | 80代 |
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ある日、左の頚から肩にかけての痛みが発生。
鋭い痛みの性か左腕が動かなくなった。
近所の行きつけの整形外科にてレントゲン撮影と
診断を受けると、頸椎脊柱管狭窄症であると診断される。
頸椎を撮影したレントゲン写真では頸椎の4番から6番までの
脊椎間にあるはずの椎間板が潰れて、隙間が無くなり
頸椎が神経を挟み込んだ結果、シビレなどの痛みと
動作不良を引き起こしており、改善するためには
狭窄している箇所の頸椎の骨を削る手術しか方法はないと
説明されたそうです。
しかし、この手術では100%痛みを無くすことは
出来ないかもしれないとも話されました。
成功率は50-50
年齢(80代)であることを考えると、少し左腕の動作に
影響があるかもしれないが、整形外科で出来る事は
それしかありませんが如何なさいますか?
との話でこの年齢での手術はどうしても避けたいと
考えたnさんは、それ以外にはどうしようもないのですか?
と聞き直した結果、大学病院等の大きな研究施設のある
病院での受信を勧められたそうです。
たまたま、他の症状でとある総合病院に通っていたので
そちらの整形外科での診断に期待を掛けました。
数日後、改めて通いなれている総合病院での
整形外科にて、脊椎管狭窄症について受診したのですが
結果は、先の整形外科と同じだったそうで
ここで改めて、整体院ではどうにかならないか?
と相談をするべく、当院に来院されました。
{施術前の状態}
以前は2日に一度は散歩と軽い運動をしていたそうですが
コロナウィルスの蔓延による、外出制限などを機に
それまで行っていた運動の機会も大きく減少し
一日の多くをテレビの前に座っている生活に
なったそうで、姿勢などの観察を行うと、目立つのは
猫背姿勢が原因の頚を前に突き出した姿勢。
立位での姿勢を見てみると、手足の大きな関節(肘、膝)を
まっすぐに伸ばせないほど可動制限が見られた。
過去のケガなどの経歴をうかがうと、若いころ(30代位)に
スキーで両足のアキレス腱の断裂があり以来、ランニング等の
運動は苦手になったとの事。
全体的に関節が強張っていたことが気になりました。
尚、脊柱管狭窄症そのものについては運動不足や
加齢による骨格等の変形など道具を使わない
手技による施術では関節の変形自体を修復することは
出来ないと言う事、但し、全体的な姿勢の歪みによる
筋肉の緊張を緩めることで、強く神経に対して
痛みやシビレの軽減を促すことが出来るかも知れない。
必ずしも痛みとシビレを無くす事は出来ないであろうことを
理解して頂いた上で、それでも手術しないで痛みが
小さくなるなら良いよ!と仰られたことで
1度目の施術に以降する事になりました。
{施術後の経過}
★1回目
全身の筋肉のこわばりが強かった事から
まずは痛みの発生源になっている左肩、
左僧帽筋上部から肩峰にかけて、軽いマッサージ
で筋緊張をゆるめ、左肩関節から肩甲骨にかけて
徐々に強張りを解す施術を行うと、それまで
動かなかった左肩~左腕に動きが戻ったそうです。
シビレそのものは残っているものの、シビレの
レベルは軽減し動作させることが出来ました。
動きの戻った左腕を中心に全身の過緊張気味の
筋肉に対するストレッチを主体にしたエクササイズを
説明~実施して頂き、1回目は終了。
動作を含めた改善は期待していなかった所からの
身体の変化を実感されたことから、少し施術のスパンを
短く集中施術を行う提案を行う。
★2回目(3日後)
前回の施術からの経過では、施術当日は左腕の動きが回復
したものの握力は低下しており、細かな作業などは出来なくなっていた。
首の痛みも低下したがまだ残っており、半減まではしていないが
改善は実感できた。
今朝の状態は、初回施術の後と大差なく感じられた。
との事であったので、改めて昔損傷されて以来、ストレッチなどのケア
を怠っていたとされる足回りから、筋緊張の軽減を目標に
施術を行う。
主訴である左腕、肩の痛みも少し軽減、動作しやすさについては
引き続き可動域の拡張から改善を自覚されるも、まだまだ各部
関節並びに筋肉の過緊張は大きい。
★2回目(3日後)
左腕の可動性の回復、痛みの軽減は確認される。
自宅でのストレッチ等、幸いにも結果が見受けられた
お蔭でやる気も起こり、継続されているとの事。
基本的な施術方針については変更する理由も無い為
全体的な筋緊張の緩和と各部関節の可動性の回復を
目指した施術を行う。
★3回目(1週間後)
ご本人の都合もあり、施術スパンが伸びた。
但し、これまでの経過と状況としては
可動性の拡大、痛みの軽減から、少し痛みの
ぶり返しを確認されるも、大きな変動は
無かったことから、しばらく1週間の
スパンを採用する。
★4回目(1週間後)
可動性、痛みレベルに大きな変動は無し
施術を2日くらいが一番楽に感じられるとの事。
姿勢改善を目標に、肩甲骨周辺を利用した
脊椎のストレッチをレクチャー。
それまでの自宅でのストレッチから、股関節回りの
可動性に改善が見られた。
★5回目(1週間後)
前回勧めた脊椎のストレッチも効果が見られ
座った状態での姿勢の改善され、背筋を伸ばした
姿勢でいられる時間が伸びた。
※左腕の可動範囲広がる、握力は微小に回復。
★6回目(1週間後)
左腕の可動、痛みの軽減も持続日数が伸びる。
まだ完全ではないが、正しく座った姿勢に
近く背筋を伸ばせるようになる。
★7回目(1週間後)
左腕の握力に不安はあるものの全体の状態も
上向いているので施術スパンを変更
2週間に伸ばしてみる。
★8回目(2週間後)
左腕の可動回復、握力は完全ではないが
回復傾向にあり、首の動きも回復している様子。
★9回目(2週間後)
状態の悪化は無し、姿勢の改善、可動性の
回復傾向にあり。
★10回目~現在まで
2週間スパンから3週間スパンに変更、
当初心配された、左腕の可動、痛みは
本人の認識下で改善、現状維持を
目標に定期メンテナンスを行う。
※nさんよりの報告で、通っている総合病院にて
別件で頸椎のレントゲン撮影を行ったところ
以前撮影した際に確認されていた頸椎の脊椎管狭窄症が
無くなり、キチンと頸椎とその間に椎間板と思われる
隙間が確認されたそうです。
{施術者のコメント}
今回の件では、幸いにも整形外科での手術も無く
改善されるという結果に到達できましたが
脊椎管狭窄症については、基本的に加齢や過度の
脊椎への負担が原因で起こるものですので、
必ずしも当院での施術で回復する事は言えません。
例えば、骨密度の状態によっては骨そのものの
変形が伴っていれば、手技ではどうしようもありません。
今回のnさんは偶々、ご高齢ではあるものの骨密度が
高く居られた事、それ以外にも酷く姿勢を悪い状態でいた
時間が短かった事(数年単位ではなく)、これ以外は
本当に偶然が重なったからとは思いますが、
姿勢の悪さが筋肉や骨格の歪みを生み、それらの負担が
神経に悪影響を与えると、今回の件以外にも
様々な状態になる事が考えられます。
重要なのは、出来るだけ姿勢の改善を心がける事
筋骨格の歪みを少なくするよう、お身体の定期的な
メンテナンスを行う事をお勧めします。