腕のシビレや痛みと動かせなくなった症例の話より|梅屋敷の整体・カイロプラクティックなら、うめやしき整体院
[平日]10:00~20:00 [土日祝]10:00~17:00
東京都大田区蒲田2丁目5−7 斉藤ビル1F
京浜急行線「梅屋敷駅」徒歩2分
[平日]10:00~20:00 [土日祝]10:00~17:00
東京都大田区蒲田2丁目5−7 斉藤ビル1F
京浜急行線「梅屋敷駅」徒歩2分
健康だより
2022.06.30
最近の施術として、年配の方で腕にシビレや痛み、酷いと
腕を動かせなくなってしまった方がいらっしゃいました。
肩のラインより下での稼働はなんとかなるものの
シャツを着ようとしたり、頭をかこうとしたりの動作が出来ない。
動かないだけではなくて痛みもあるというものでした。
整形外科の診断を受けに行くとレントゲンの撮影を行われ
頸椎の隙間が狭くなっている、軟骨がすり減っている等を
説明を受け、この痛みを取るには手術をするしか方法が無い
と、言われました。
★頸椎狭窄症がここでの診断名だったそうです。
ただし、100%痛みを取れるか?と言うとそうではなく
痛みやしびれが残る場合もある。
それでも受けられますか?
また、もし良ければ大学病院への紹介状も書きましょうか?
といった話だったそうです、その患者さんは手術を
保留にしたため、痛み止めの薬とシップを処方されて
その日は診察は終わったのです。
その方は最近のコロナ騒動もあり以前は毎日の日課として
ウォーキングと公園に行って様々な運動を行っていたものが、
他人との接触と外出を減らすことでウィルスに感染しないと言う
対策を取られたため、多くの時間を自宅でテレビを見て過ごす
様にしたため、運動不足がたたっての症状の発症となってしまったようです。
ここまで症状が重くなった方は稀ですが
年齢が高くなると普段動かしているつもりでも、実際には若いころに比べれば
可動範囲も頻度も大きく低下していますので、60代以上の方々は最低でも
ラジオ体操を朝昼晩の一日3セットを行っても悪くないと当方では考えています。
当院での動作検査、姿勢チェックを行ったところでは
首の動きもそうですが、上半身の動きの悪さや姿勢の前傾
つまり猫背の癖などが強く出ており、症状の軽減のためには
単に首や肩をどうこうすれば良いと言うものではないことが
分かりました。
実際の施術では、徐々に首、背中、腰の脊柱の調整を行って
行った為、時間はかかったものの当初の腕のシビレや不動の状態は
緩和することが出来ました。
ただし、先の方の場合は幸い快方に向かったケースであり
実際には、中々に症状の緩和が進まない方もいます。
施術直後は確かに痛みの軽減や可動性を上げることは出来ましたが
それがそのまま回復した訳ではなく、数日後には症状が戻ってしまう等
なのです。
どうしても整体師では、患者さんの本来持っている自然治癒力を発揮しやすいよう
誘導するための肉体操作を行うため、なんでも直ぐに結果が出る訳では
無い場合が多い事が挙げられます。
いわゆる「揉み返し」というものは回復しようとする反応が早く強く出たもの
なので、悪いものでは無いと言う事も理解していただきたいです。
症状の重さやどれだけ我慢をし続けていたのか?の期間によっても
回復には差が出ることは理解していただけると助かります。
首、肩の話だけでは無いのですが、人間の身体は元々
二本の足で歩き回り、様々な作業を行うことに特化した
進化をして来ました。
ですので、同じ姿勢で長い時間を過ごすこと自体には
適性が向いていないのです。
よく日本人は世界で一番長く座っている人種だと言われています。
そのお蔭なのか、肩こりや腰痛で悩む人口も世界のどの国と比べても
劇的に多いそうです。
この数年のコロナ騒動はそれに拍車をかけた結果になったのですが
四十肩や坐骨神経痛と言われる症状の多くは適切な動作を行わない
動かな過ぎが原因であることが言われていますので、適度な運動が
必要であることは間違いないのですが、それでも対処しにくい場合には
なるべく早い専門家による対処を受けることが最善の対処になります。
例えば、耳が聞こえにくくなったならば、何よりも早く耳鼻科の診断を受ける。
歯が痛くなったのなら歯科医の診断を受けること、等です。
その他の肩や腰などの場合、骨折や捻挫、打撲であれば整形外科は適切です。
ただし、肩や腰のコリなどのような筋肉が原因と思しき症状の場合には
整体院などを選択するほうが症状の緩和もそうですが満足度も違います。
最後に、一昔前の価値観では我慢は美徳とされていましたが
現在において、特にお身体のコンディションについてには
なるべく早く、痛みなども軽い内の対処が回復を早めます。
結果として悩んだり、我慢したり、治療に時間をかけたり
することが短い程、あなたの生活の質を落とすことがなくなります。
以上が貴方のより良い判断の材料になれば幸いです。